運転免許証やパスポートなどでは、返納の期限が定められているわけではありませんが、第三者に悪用されるリスクを防ぐためにも返納手続きを行いましょう。
また、運転免許証に関しては、池袋で起きた交通事故をはじめ、高齢者ドライバーによる事故が多発しています。自分なら大丈夫と思わず、お孫さんと長く一緒に居るためにも、返納を考えてみてはいかがでしょうか?
返納を機に、新たな人生が始まった人も大勢います。例えば、返納したことで、以前まで利用していた自宅の駐車場が空きスペースになってしまいます。そのスペースを、観光客に駐車場として貸し出すことで、新たな収益を得たり、地方の人々との接点が生まれ、返納後の人生を楽しんでいる方もいるようです。(中には月10万円近く収益がある人も!!)
返納手続きについて
<運転免許証>
亡くなった方の運転免許証は失効していますが、返納の手続きが必要です。返納はお近くの警察署や運転免許センターで行えます。持ち物は、故人の運転免許証、死亡の事実を証明できる書類、運転免許証返納書類、印鑑です。*運転免許証返納書類はお近くの警察署や運転免許センターにあります。
<パスポート>
お近くのパスポートセンターで行えます。故人のパスポートと亡くなったことが分かる書類が必要です。失効済みのパスポートの場合は死亡の事実を証明する書類は不要です。
<クレジットカード>
クレジットカードは会社ごとに異なります。電話で解約できる場合と書類が必要な場合があります。一度、クレジットカード会社に電話で確認してみることがおすすめです。
また、解約後はポイントが失効してしまうので、電話した際には貯まっているポイントについても確認しておくといいと思います。
<マイナンバー>
相続手続で必要になる場合があるので、すべてが終わるまで、大切に保管してください。
万が一が起こる前に、免許証やパスポート、マイナンバーの保管に関しても気を付けておくことをおすすめします。